私は職場の飲み会に誘われたり「みんなで一緒に何かをする」というのが苦手というか苦痛です。
自分の時間を趣味などに費やして有益に過ごしたいからひとりでいたい。ということではなく、単純にひとりでいたし、特に友達もいらない。という感じです。
でも、ひとりでいたいと口にすると「人付き合いが苦手(コミュニケーション能力が低い)」とか「付き合い悪いよね」と言われたりすのかも?と思い、ちょっと抵抗があります。
だから、何回かに1度は誘いに乗るのですが、断ったりするのも誘いに乗るのも正直ストレスに感じています。
こんな考えは、他の人から見ておかしいのでしょうか?
どうするのが最善なのでしょうか?
「ひとりでいたい。友達いらない。」という考えは、社会生活を送るうえで日々の生活に支障がなければ問題はないと思いますし、おかしな考えではありませんよ。
「ひとりでいたい」「他者と馴染まなくていい」という考えを非常に強く持つ人を「ソリタリー」と言います。以前テレビ番組でこの言葉が取り上げられたのがきっかけで、注目を集めたようですね。
質問からはそこまで強い「ソリタリー性」は見受けられないように思いますが、自分にとって少しでも快適な環境を構築するためのアドバイスをさせていただきますね。
「ひとりでいたい。友達いらない。」というのはあなたにとって自然なこと
「友達いらない」というのは、友達に特別に必要性を感じていないとか、百歩譲って必要最小限の友達の数で構わない、ということだと思います。
「ひとりでいたい」というのも、自分の中で内省したり、じっくりと自分の考えをまとめたりすることができるので、誰かの意見を求める必要性を感じない。
だから、誰かと仲良くなろうとは考えないわけで、特別人と仲良くなろうという考えを持たないことは自然なことなんですよね。
そう、それがあなたにとって自然なことなので、何の心配もないのです。
自分の思考パターンを理解し受け入れる
とは言っても、本音は「面倒くさいな~」と思いながら、周りから自分がどう見られているかは気になりますよね。
なぜなら、ひとりでいたいという本音の反面、調和を乱したくない(大切にしたい)という思考タイプもあなたの中に同居しているからです。
「ひとりでいたいのに、周囲の目が気になる」というのは、相反する思考としてとらえるのではなく、両方ともあなたが持っている自然な思考なのです。
それを受け入れずに対応しようとすると、心の葛藤が起きて疲弊してしまいます。
だから、「私は人と接する時、この2つの思考が強い人なんだな」と、まずは自分の思考パターンを理解し受け入れてあげてください。
「ひとりでいたい」のに、あなたを巻き込む人々
あなたに声をかけてくる人たちの理由を少し考えてみると…
1,みんなと一緒に何かをするのが好きな人
2,「ひとり=仲間外れ」と考える人
3,「一応声だけはかけとくか」と思う人
4,あなたに興味を持っている人
5,一緒に何かをすることが団結力を高めると思い込んでいる人
ざっくりですが、こういうことが考えられると思います。
1の「みんなと何かをするのが好きな人」は、楽しいことが好きだったり、みんな仲良くという思考タイプが強い人だと思います。
2の「ひとり=仲間外れ、と考える人」は、本当に優しい人なのか、正義感なのかはわかりませんが、ちょっと思い込みが強い人かもしれません。
3の「一応声だけはかけとくか」と思う人は「後から何か言われるのが嫌」と考える、自己保身の強い人かもしれませんが、それなら声をかけてくれなくて結構ですよね。
4の「あなたに興味を持っている人」は、あなたの考えに従って判断してもらえればと思います。
5の「一緒に何かをすることが団結力を高めると思い込んでいる人」は、結構多いと思います。これは自分の意見を押し付けてくるのでとても面倒ですよね。
理解されなくても尊重される時代
このように、人によって声をかけてくる理由は様々だと思いますが、正直深い意味がない場合も多いというのが真実ではないでしょうか。
ただし、2や5の傾向が強い人たちは、「ひとりでいたい」というあなたの考えは、なかなか理解されないと思っておいた方が良いでしょう。
それでも、あなたの考えは尊重はしてくれるはずです。
だから、「ひとりが好き」ということを理解してもらっておくことは自分のストレスケアのためにも大切なのです。
「ひとりでいたい。友達いらない。」を尊重してもらう環境を作る
あなたの考えを尊重してもらうために何をするか?
大前提として「ひとりでいるのが好きな人」ということを周りの人にも理解しておいてもらうと、とても楽になります。
「えっ、ひとりでいるのが好きとか言えないよ!」と思うかもしれませんが、その気持ちを分かったうえでお伝えしていますので、安心してください。
なぜなら、周りから見てあなたは「ひとりでいたい人なのだろう」ということは、薄々気付かれているからです。
ですので、「ひとりでいるのが好き」と、公言したところで反応は「うん、知ってる」くらいの感じでしょうし、だれも驚くことはありません。もちろん変に思うこともないでしょう。
遠慮は必要ありません
ただし、「ひとりでいるのが好き」と公言するところを、遠慮して「多くの人と一緒にいるのが苦手…」というと、「じゃあ、少人数ならいいね」と受け取られてしまう場合がありますので注意が必要です。
「苦手を克服したほうがいいよ」という人がいるかもしれませんが、「好き」というものは他人がどうこう言ってもどうにもならないので、受け入れざるを得ないのです。
とはいっても、いきなり公言するのは少しハードルが高く感じるかもしれません。
そういう場合は、調和を取るのがとても上手な人(面倒見がいい人)がいると思いますので、その人に伝えておくだけでもあなたが受ける心理抵抗は軽減されるはずです。
なぜなら、そういう人はあなたの味方になってくれる可能性が高いから。
この下準備をしておくだけで、自分の周囲の環境を以前よりも少しは整えることが可能になるはずです。
「ひとりでいたい。友達いらない。」まとめ
・自分の中に2つの思考タイプが存在している状態
・相反するものではなくそれは自然なこと
・相反する感情を批判するのではなく理解し受け入れてあげる
・「大勢が苦手」というより「ひとりが好き」と言ってしまおう
・面倒見の良い人を巻き込んで自分の環境を整えてしまおう
あなたにとって少しでも居心地の良い仕事環境になるために、ご活用いただければ嬉しいです!